
いよいよ博士とツナちゃんの対決が始まるれりろー。
どっちもがんばれー♪
このゲームって誰が得なの?大晦日だよ??
。。。。
ツナちゃんがんばれー。
LINEスタンプ買ってね。
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ゲームを始める前にツナに確認や。
は、はい。
このゲームは受けたら途中で投げ出すことはなしや。最後までやりきると約束せぇ。
よ、よし。無理やり言わされている気もしますが、やりましょう。
ゲームは3回。準備はええか?
ごくり。



物語の中に登場するトランプのゲームや。俺らもやろうぜぃ。
ぜぃってwどんなゲームですか?
二人でトランプを1枚引く。数の大きい方が勝ち。同じ数字の場合はマークに関係なく引き直しや。勝ったほうは負けた方に「真実か挑戦か」と尋ねる。
はい。
負けた方はどちらかを選択し、真実を選んだ場合は質問に正直に答えなければいけない。挑戦を選んだ場合、あるいは真実に答えられない場合は自動的に挑戦となり、言われたことを実行に移さなければいけない。
おっと、簡単に見えるゲームなのに、、、かなりハードな内容ですよそれ。王様ゲーム的なにおいがします。



二人はお互いの違いを認めながら時間を重ねていく。そんな時に起きる隣町の通り魔事件。
通り魔に襲われる死と、余命宣告の死がコントラストになってて物語を際立たせます。
今まで他人に関心がなかった「僕」が、桜良に巻き込まれたことで様々な人と関わりを持ち、様々な人に関心を持つようになる。
死を得た彼女が「僕」に与えた生きる意味ですね。
「真実か挑戦かゲーム!」
びくっ!な、何ですか急に!



異端児を省くという行為は平均的集団の団結を強めるという原始的な行動や。
そして博士は省かれた側ですね?
なんでわかんねん!こんなに平均的で害のない人間やのに。
おそらく全員分かると思いますよ。博士は異端児で僕は、、、どうでしょう。
ま、俺は皆と一緒が大嫌いや。仲良しクラブのお付き合いは暇な人がやったらよろし。
そこまでは言いませんが、分からなくはないです。こっちだって忙しいですもんね。



急接近した二人に周囲は不信感を持つ。
特にクラスメイトはびっくりでしょうね。天真爛漫で人気のありそうな桜良と、根暗で何を考えているか分からない「僕」がいきなり仲良しなんですもん。
物語では桜良の親友や元カレも登場する。
元カレきたー。何でこいつやねん!って気分なんですかね。。。
周囲のほとんどが「僕」がストーカーをしていると思いこんでる。何でお前なんだよ!ってな。
おとなしい人は僕のクラスにもいましたが話してみると、いろんなことを考えてます。言い方が不器用だったり、行動が不慣れだったりするだけなのに。



博士は何かありますか?死ぬまでにやっておきたいこと。
俺は毎日楽しく過ごせたらええな。
博士、思ってもないこと言ったから頭からキノコ生えてますよ。
まじか。
博士はきっと大金持ちになってパツキンの女子を侍らそうと思ってるんです。
あほ!パツキンちゃうわ。黒髪のショートボブじゃ。
そこ?



ところで、死ぬまでにやりたいことってあるか?
そうですねぇ。ありすぎて困ります。ドバイの青い海、カジノで億万長者、アラブの油田億万長者との恋。
赤塚不二夫先生なみの夢物語やな。
い〜じゃないですか夢見るぐらい。あ、あと世界平和の実現です。ところで掃除はどうしたんですか?
ん?ああ、かっぱが暇そうにしてたから任せてきた。
あぷーーーん
またさぼるー。



なんか、流れで掃除してるけど。。。
次は庭掃除お願いしますねー。
んー。なんか忘れてるような。
死についてですよ。
わ!びっくりした。そんなとこから顔出すなよ。
サボってないか監視中なのでぃす。



せやな。洗濯物はたまるし、洗い物もたまる。埃もたまれば、垢もたまるからなあ。そのまんまにはしておけないから洗濯や掃除もせなあかん。
そうです。ちゃんとやりましょう。博士すぐサボろうとするんだから。
死を見つめると洗濯や掃除なんかしてる場合やないんちゃうかと思えてくるな。
分からないけど、きっとそうでもないかもしれません。掃除や洗濯は日々を快適に生きるための儀式的なところがありますし。
儀式かぁ。確かに掃除した気持ちええもんな。
そうです。じゃあ早速玄関からお願いしますね。